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2025年2月3日

「質問力」が武器になる営業と、 信頼を失う営業の決定的な違い

「質問力」が武器になる営業と、 信頼を失う営業の決定的な違い

最近、営業研修で「質問が大切」と学んだ若手営業が、

初対面の顧客に矢継ぎ早に質問を浴びせるケースが増えています。

しかし、いきなり「御社の課題は何ですか?」

と聞かれて、素直に話してくれるお客様は

どれくらいいるでしょうか?


答えはほぼゼロです。


なぜなら、人は 「役に立つ」と思った相手にしか本音を話さない からです。

考えてみてください。


病院で医師に自分の体調不良を詳しく話すのは、

「この人なら解決策を出してくれる」と信じているからですよね。

営業も同じで、 まず信頼を得ることが先 なのです。


「質問営業」が失敗する典型的なパターン


✅ 1. いきなり質問攻めにする「現状の課題は?」「競合と比べてどんなお悩みがありますか?」…そんなに簡単に話してくれるなら営業はいりません。顧客は「なぜ答えなければいけないのか?」と不信感を抱きます。


✅ 2. 何を提供できるのか説明せずに質問する自社がどんな課題を解決できるのか伝えずに、「課題を教えてください」と言われても、顧客は「で、あなたは何ができるの?」と困惑するだけです。


✅ 3. 質問の目的を伝えない「なぜこの質問をするのか?」が明確でないと、顧客は「情報収集のために聞いてるだけ?」と感じ、答える価値を見出せません。


「質問で信頼を得る」営業がやっている3つのこと


🔹 1. まず自社の強みを簡潔に伝える「私たちは○○の課題解決を得意としています。たとえば△△業界のA社では、〇〇の課題を解決し、売上が20%向上しました」このように、自社の提供価値を明確に示すことで、顧客に「この人の話を聞く価値がある」と思ってもらえます。


🔹 2. 「仮説」を提示して質問する「御社のようなBtoB企業では、○○の課題を抱えているケースが多いのですが、実際はいかがでしょうか?」このように、 単なる質問ではなく、具体的な仮説を示す ことで、顧客の思考を引き出し、信頼を得ることができます。


🔹 3. 「質問の目的」を伝える「より最適なご提案をさせていただくために、お伺いさせていただきたいのですが…」この一言があるだけで、顧客は「ただの情報収集ではなく、本気で解決策を考えているんだな」と感じ、回答の質も変わります。


営業は「質問することが大切」なのではなく、

「信頼を得ることが大切」 なのです。

そのためには、まず 「この人なら解決してくれそう」 と

思ってもらえるようなアプローチを心がけましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

ありがとうございました。


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